2015年11月02日
E&L M4A1 ガスブロ 多分折り返しの4
先日のグリップ外したついでにセレクターも取り外し。
…このセレクターは悪くないな。
同じ実物と同径のIRONのこのタイプのセレクターはレシーバキットのおまけで付属させている物なので、
出来は正直アレだと思うのですが、
このE&Lのセレクターはかなり良い感じ。
まださすがに部品単品の値段までは分かりませんが、手ごろな価格ならこのセレクターをIRONなどの実物同径タイプのモデルに流用しても良いカモしれません。
また、セレクターホールの造形もこんな感じでIRONの鍛造ロアの様に角のアールがキツすぎることもなく悪くない塩梅です。
次にトリガー、ハンマー周りを分解。
まずはトリガーですが、基本は他のメーカの物とそう変りません。
立ち位置的にはWAM4系と言うよりイノカツ系のタイプのトリガーになり、
ストローク量が大きいため、IRONなどのWAM4系のトリガーストロークに準拠したレシーバには使用出来ません。
ただ加工すれば使用出来るレベルだと思いますが、
正直トリガー類は他のメーカでもラインアップありますので、
そこまでムリしてE&Lの物を利用する必要は無いと思いますが…
ハンマーの方はWA系の野暮ったい形から比較的実物に近いフルオートタイプのハンマーのデザインになっています。
…真ん中に当たりにある切り掛けは多分安全対策の物かと思いますが詳細は聞いていません。
あとは特にアクスル部分にベアリング内蔵などの凝った構造でもなく普通のハンマーと言ったところで。
そうそう、トリガーのストローク量が違うと言うことでイノカツやE&LのトリガーがIRON、PRIMEなのでWA系のロアでは使用出来ない理由がコレです。
ロアのトリガーホール?の大きさが使用するトリガーのストローク量に合わせて違うのが分かります。
しかし、このおかげで同じWAM4のパーツのくせに使えたり使えなかったりするのは面倒くさい…
まぁ加工調整すれば良いのですが、それすら面倒に感じてしまう…
ちなみにE&Lのロア自体は他のトリガー、ハンマーは使用出来ます。
これはIRONのウィルソンタイプのトリガーですが、普通に使用可能でした。
あとハンマー単体は普通に他社のロアにも流用出来そうでした。
IRONのロアにハンマーだけ使っていましたが、(トリガーはIRONの。)
普通に動作しました。
うん、トリガーもハンマーも現在はIRONから出ていますので、
他のWAM4系のパーツが下火になって入手し辛い時期に比べればマシになっていますので、
ムリしてE&Lの物を利用する理由もないですが。
E&Lの部品の供給状況や値段によっては選択肢に入れても良いかと思います。
それではようやくフィアリングピンブロックを分解。
まずボルトストップの取り外しですが、WAM4系としてはVIPERの続いてちゃんとストップは実物同様ロア側に取り付けています。
で、ボルトストップを取り外して…
と言うより先にマグキャッチを取り外していたのですが、
ちょっと眺めてみるとヤな予感が。
取りあえずE&Lではなく手持ちのマグキャッチを取り付けて見る。
…やっぱり。
WA準拠形状のマグキャッチだ、これ。
IRONの実物サイズのマグキャッチを取り付けたら隙間が出来やんの。
イノカツもそうでしたがここまでマネせんでも…
と言うことでどうにかならないかE&Lに確認したところ、どうにもならないと言うことらしい。
理由は加工やら修正が面倒いから…ではなく、日本以外の海外販売も予定しているため、
特に欧米地域では実物マガジンがそのまま挿さるのは大変塩梅がよろしくなく、
アチラの地域で販売する以上安全対策としてどうしても変更できないということでした。
基本は日本の市場よりもアチラも市場がメインだと思うし、仕方ないと言え…うーむ。
気を取り直してようやくフィアリングピンブロックへ。
IRONも含め普通のWAM4系で用いられるフィアリングピンブロックと比べて
E&Lの方は取り外して見るとかなりスッキリしている形状なのが分かります。
あとは標準でブロック本体もスチール製になっています。
ちなみにWA純正、IRON、G&Pなどは亜鉛製で、イノカツ、VIPERなどはアルミ製。
あとは香港のあまり出来の良くないメーカのヤツも大体アルミ製だった記憶があります。
一時期国内でもステンレス製とか扱っていたのもあったはずですが、
うなぎも買ってみようか悩んでいたらいつの間にか廃盤になっていた記憶が…
だって高かったんだもん。
そういえばこのE&Lのフィアリングピンブロック、1ピース構造になっていますが、バルブノッカーはどう取り付けてあるんだ?
と思いつつ確認するとここからボルトが取り外せる様になっていたため、取りはイモネジを外してみる。
…ボルトストップが本体取付になった所為もあると思いますが部品点数ネジも含めて4点なり。
思ったよりもすごくシンプルな仕上がりで。
そういうことでロア周りの全バラ完了。
見た結果やはりこのサンプルで分かった問題点は全てレシーバ関連に集中していることが分かります。
このサンプルの状況だけでは判断出来ないのでやはり修正版を見て気になるところが直っているかどうかが問題か。
ボルトストップやフィアリングピンブロック周りを頑張っているのでこの状態だと残念というか、勿体ない。
後はアッパーを見ているか…
と言うことでまた後日。
受注の話やなんとやら
IRON MWS F1 UDR-15 PTW版のお話。
いろいろ入ってきました の2 DD編2
いろいろ入ってきました の2 DD編1
いろいろ入ってきました の2
IRON 今月の新製品じゃなくて3
IRON MWS F1 UDR-15 PTW版のお話。
いろいろ入ってきました の2 DD編2
いろいろ入ってきました の2 DD編1
いろいろ入ってきました の2
IRON 今月の新製品じゃなくて3
ロアに問題が集中しているのが
イノカツにそっくりですね…。
参考にしているので仕方ないですが、
問題はリアルサイズかどうかですね。
2009版以上のロアを期待したいです。
アッパーはボルト等がリアルサイズかつ
イノカツやPrimeアッパーに流用出来れば
ほぼ完璧です。
P.S.正式発売後にパーツのバラ売りや
Primeみたく色々な刻印のレシーバーや
マガジンの皮を期待したいですね。