うなぎ小屋

IRONのWAM4用ハンマーを試そうと思ったらうまく動かなかったでござるの巻｡
で､どうするか一寸考える｡

そうなると一番無難なのが純正か､純正形状準拠の物｡
そいうことで元々付いていたハンマーと同じくLCTのディスコネクターと念のためトリガーも用意｡
ディスコネクターのパッケージですがダイナミックスターになっていますが､まぁ中身はLCTです｡




トリガー側の方も取り外して比べてみる｡
左が元々うなぎのR4に使っていたイノカツの初期タイプのものです｡
イノカツのインターナルパーツキットは2011以降他社のロアとの互換が
無加工だと絶望的になっているのでそのままポン付けでの使用は厳しくなっています｡

どうしてこうなった…

以前の下請けの工場だったVIPERと揉めてから工場を換えたタイミングなので､
その変更が凶と出た感じでしょうが…まぁ､うん｡

いいや｡

右は先ほどのLCTでパッケージから出した状態です｡




先ほどのトリガーの形状も結構メーカによって異なるのが分かると思いますが､
ディスコネクターもこんな感じでかなり違います｡
で､このディスコネクターですが右側はほぼ純正形状と同じLCTで
左側の物ですが…





かなり前にオクで購入したハンマーセットに付属していたディスコネクターです｡
結局ハンマーはローラーが付いていなかったので
そのまま放置していたり…




参考までにパーツボックスからすぐに取り出せたハンマー/トリガー周りを｡
ハンマーの方が左からIRON､オクで買ったヤツ(ディスコネクターセット)､LCTとなり､
トリガーがディスコネクターとセットでイノカツ初期型､VIPER､LCTとなっています｡

この各3種類ずつ並べただけでもかなりの差があるのが分かります｡

こんな感じなので複数メーカを跨いでパーツを使用する際は､
ボルトオンでは動かないことも多々あると…
むしろそっちのが多いですが｡




そんな感じでWA純正形状に近いLCTのトリガーとディスコネクターを取り付けて
改めてIRONのハンマーを取付｡

さてどうなるか｡





コックしておそるおそるトリガーを引く…




あ…ちゃんと落ちた｡
結果､WA形状を準拠しているトリガーとディスコネクターを使用すれば
ボルトオンで問題無く動くことを確認｡

こんな感じのIRONのハンマーでしたが､
問題はカスタムトリガーの調達ですか｡
現状このLCTの物は手に入りにくく(つか今売っているのか?)
純正形状に近い物だとG&Pかさらにコピーの5KU､エレメント､ACM､AABBなどの物くらいしか無いのでどうしようもないですが｡
一応値段を目をつぶればVIPERの物もありますが､
VIPERは比較的旧イノカツの形状に近くやはりそのままではIRONのハンマーは使用出来ませんでした｡
しかし一応WA形状に近く､先ほどのLCTやオクで買ったハンマーは使用出来るので､
ちょっと塩梅が悪いのでは?ということでIRONさんに相談｡

結果急いでトリガーとディスコネクターを製品化します｡とのこと…

こんな感じなので現状このハンマーを使用してうなぎと同じく
ハンマーが落ちないなどの症状が出る場合は
･WA純正形状準拠のトリガー/ディスコネクターを使用する
･トリガー/ディスコネクターの形状を見直す(削ったり磨いたり)
･IRONのトリガーキットを待つ｡

になります｡

あとは､値段は高いですがIRONのウィルソンコンバットトリガーアセンブリを使うと言うのもありますが､
ハンマー単品の意味がなくなるので…

最後に組込み後の実際の動作ですが､
やはりハンマーヘッド部にベアリングが付いている方が動作性は良く､
うなぎのR4は現状柔らかめのリコイルスプリングを使用していることもあり､
もろにフリクションが増えたことを体感しました｡
要はボルトの動作が重くなったと…
リコイルスプリングを強い物に換えてセッティングを変更する､
もしくはこのIRONのハンマーを使用前提でセッティングすれば
まぁ問題無いのですが､134a環境だと出来るだけフリクションがない方が良いので､
動作優先でセッティングを詰める場合は今後発売予定のヘッドにベアリング付のハンマーを選択した方が良いでしょう｡

ちなみにうなぎはテスト後､元のイノカツトリガー/LCTハンマーの構成に戻しました｡
またセッティングするの面倒なんだもん…